人生は鏡である

社会は鏡である。
人生は鏡である。
鏡に映っている乱れた髪を直すのに、いくら鏡に手を触れても乱れは直らない。
自分の髪を直すのである。そうすると鏡の中も直ってくる。

相手に変わって欲しいといくら願っても、何も変わらない。
厳しい状況を変えようといくらあがいても、別の厳しい状況が現われるだけである。
相手や状況に対している自分を直すのである。
自分が良く変わっていくと、次第に周囲の状況も良く変わってくるのである。

時間のプレゼント

何年か前、友人に「愛する人に何かプレゼントするなら『時間』をプレゼントするのがオシャレだと思う。」と話した。

「彼女に取っておきのプレゼントをするなら、ボーナスが入ったときにドーンと何かを贈るのではなく、毎月3千円でも5千円でもいいから、何年か積み立てて置き、品物とともに通帳に込められた何年かの想いをプレゼントするのがオシャレだと思う。 
僕は長女の結婚式の前日に彼女が生まれた日の新聞をプレゼントした。 
かなり黄ばんでいたけど、引越しをしたにもかかわらず20数年よく無くならなかったと思う。 
次女には毎年一定の時期に撮った20数枚の写真を一枚のパネルにして、結婚式の入り口に飾った。 
今も我が家の廊下に飾ってあり、0歳・・小学1年、2年・・中学・・高校・・とその成長の記録は何度見ていても飽きないものだ。」と。


彼は娘の誕生日に毎年写真を撮っているそうである。 
奥さんにも娘にも内緒で20数年後のサプライズを今から楽しみにしているそうである。 
最近子供が生まれたという彼の友人にその話をしたところ、その友人から次のようなメールがきたとメールしてきた。

「僕は新聞にしました。生まれてからしばらく経っているので、生まれた日の新聞を送ってもらうことにしました。 
今日それが届きました。なんだか、いいことをしたような、それでいて、なんだかわくわくしたよ。ありがとうね。」

彼もそのメールをもらって何だかいいことをしたようで、すごく嬉しい気持ちになったと書いてありました。


素敵なことは連鎖して行き、連鎖そのものが素敵なことになっていく。

「考える」ことより「感じる」こと

魅力的な人というのはその人の生き方や考え方のセンスの良い人だ。

人は自分の生涯で成し遂げた事についてビジネスで成功をした事と、素敵な夫婦関係を築けた事と、どちらにより価値を見出すのだろうか?そんなところにその人の人としてのセンスが現われる。

生き方のセンスを磨くには「考える」ことより「感じる」力を付けることだ。「場の空気」、「時の流れや社会の方向性」、「人の気持ち」を感じることだ。

感じる力を付けようとすると、「話す」ことより「聞く」ことに意識が集中してくるものだ。どんな人でも、相手の話を「真剣」に聞いてあげれば、人間関係は確実に良くなってくる。


「Don't Think! Just Feel!」

「魂を磨く」には「言葉を磨」くこと

「”あなたのことが好きです”ということを言葉に出したり、態度に現す人ほど、相手から好感をもって迎えられる。」ということを実証する心理学の実験があるそうである。

良好な人間関係を構築するには「先手」が大事である。反対に自分のストレスが解消するからと言って、否定、批判、不平や不満をぶつけるとそれによって悪くなった人間関係を改善するのに相当なエネルギーが必要となってくるのである。

言葉は魂である。だからいつも素敵な言葉を使っていきたい。魂を磨くには言葉を磨けばいい。言葉を磨くことは上手に話すことではない。「ありがとう」と言葉に出すことによって、感謝の気持ちが養われていくことである。

成功者

成功者というのは大金持ちになった人の事だろうか?
大金持ちになったとしても、周囲に愛すべき家族や友人がほとんどいなかったとしたら
そういう人を成功者と言うのだろうか?

信頼し、心から愛せる家族や友人や会社の人達に囲まれ、
その人達からもたくさん愛されて過ごし、
その上、そこそこやりたいことが出来、食べたいものを食べ、欲しいものが手に入れられて
悩みがなく、いつでも幸せな気持ちで暮らしている人を成功者と呼ぶのなら
私はすでにかなりの成功者なのではないかと思う。
そして私の周りににもそこそこの数の成功者達がいる。

経済的な成功ばかりを追い求めている人には、
この意味での成功者にはなれないのではないかと思う。