STATEMENT

年頭所感

2026年の年頭所感

皆様、明けましておめでとうございます。

「2025年の出来事」

 年末は新聞やニュース等で2025年を振り返るシーンが多くありました。
 世界では終わることのない戦争や毎日のように繰り返された関税の話、国内では地震や火事などの災害や連日報道されていたクマ被害など、私達は決して安心で安全な世界に住んでいるわけではないと感じました。一方で、大阪万博の成功や初の女性首相が誕生し、日経平均が5万円を超えるなど景気の良い話題も飛び交いました。文化面では日本のアニメや映画、音楽が世界を席巻し、スポーツ界では日本人選手が大活躍し、ノーベル賞には二人の方が選ばれるなど日本人として誇れる1年だったとも感じています。
 
 そのような状況の中で、当社としては穏やかに成長できた1年だったのではないかと思います。社員を頼もしく感じるシーンも数多くありました。
 9月には社員旅行で大阪万博へ行きました。万博の雰囲気や様々な催しも楽しかったのですが、私は夜のパーティでの1年次が主体となった有志社員によるダンスが一番印象に残っています。仕事が終わった後に集まり、事前に何回も練習していたそうです。その完成度には目を見張るものがありました。
 毎年続けている社員旅行はエスピックの文化を代表する一つです。その文化を担う新しい世代が誕生していることを大変嬉しく思います。私も家族で参加しましたが、人が多く混雑した経験も含め、2025年に社員旅行で大阪万博へ行ったことは10年後、20年後も忘れない思い出となりそうです。
 

「社員の人間性の成長を実感できた一年」

 仕事面では社員の人間性の成長を実感した年となりました。
 今年度は例年以上にお客様とご挨拶や面会する機会を頂いています。
 そのお客様との話の中で、社内で人柄が評価されている社員の話になり、お客様も技術や知識だけでなく、社内同様にその人の人間性を評価しているなと知る機会が多くありました。中でも一番印象に残っているコメントは、「うちの社員はエスピックさんの社員と仕事している時が一番楽しいみたい。」とその上司の方から言われたことです。
大変ありがたく思いました。
 私は社会人として長く働く上では、技術者として優秀かよりも、人から好かれるか、そして周囲から応援されるかどうかといった事が遥かに大切だと感じています。「推し活」が流行っているように、仕事においてもその人の生き方にファンがつく時代だと思います。
 冬季賞与では部門成績優秀者12名の中で9名が女性の社員でした。この結果も一見、技術力が大切だと思われているIT業界においても実際は技術者としての技量より、人としての器量が重視されている背景があるのではないかと感じています。
 今後、AIが普及してもラストワンマイルの部分は結局、人対人です。技術者としてだけでなく、人間性が重視されるところは変わらないと思います。
 
 採用においてもこの人対人のところは顕著に表れています。
 最終面接では、「会った社員が全員優しかったから入社を決めました。」と答える承諾者が一層多くなりました。採用イベントや面接、リクルーター活動で採用に関わる社員一人一人の人柄が良く伝わっていると感じています。2026年採用の承諾率は70%に達しました。お客様からと同様、学生の皆さんからも「この先輩と一緒に仕事したい。」「一緒に仕事していると楽しそう。」と思われるような社員が年々、増えてきているのだと思います。組織としての心理的安全性も年々、高まってきています。このところの福利厚生の見直しとも相まって、2025年度は退職率は一番低い年となりそうです。
 

「50億、500名の節目を迎えられて」

 業績面では、コロナショックの後、数年停滞していたパートナー様との協業も再び盛んになってきました。ソフトウェア以外のハードやライセンス販売も営業部の頑張りで軌道に乗りかけています。下期も上期同様の結果を出すことが出来れば、今期の目標としている売上50億が見えてきます。そして、4月には社員数500名突破も現実のものとなってきました。
 会社を長年、支えられてきた島会長や上里さんが取締役を引退する年に、売上50億、社員数500名という大きな節目を迎えられて大変嬉しく思います。私も入社して丸30年経ちましたが、当時の規模は私達が加わって社員数50名ほど、売上は入社して数年経った後に10億をお祝いしたことを覚えています。
 今年、こうして大きな節目を迎えられるのも、現社員の頑張りは勿論ですが、ここまで大変な道のりを歩んでこられた、島会長、上里取締役お二人をはじめ、エスピック社員OBの絶えまぬ努力があった事はいうまでもありません。
 それに加え、もう一つあげると、これまで夢や目標を掲げ、計画だって組織経営できてきたことも大きいのではないかと思います。私達が掲げた夢や目標が私達自身をそこへ駆り立て、背中を押してくれた気がします。毎年、コツコツ経営してきたことが長年の複利効果となって、売上50億、社員数500名に届く状況まで来られたのだと思います。
 

「今後は」

 売上50億、社員数500名達成の次は売上100億、社員数1000名といったところが大きな節目となります。ちなみに、年商100億の企業は1万5千社程あるそうです。国内企業の数は150万位と言われていますので、ちょうど1%にあたります。2028年から2032年迄の次の第8次中期計画ではその売上100億、社員数1000名が見えてきます。
 その第8次では株式上場も視野に入れての計画を検討していきたいと考えています。
 最近は業界団体などから当社は「上場企業に準ずる企業」という評価を頂く機会が増えてきました。今後は上場企業に準ずる企業から「上場企業並みの企業」へ、そして「いつでも上場できる力を持った企業」へと発展させていきたいと思います。具体的にはこれからですが、大きくは、今の重点事業への取り組みを発展させ、お客様のビジネスに高い付加価値を与えられる事業領域を確立していく。併せて、上場企業並みのコンプライアンスやガバナンスの強化など、環境整備にも取り組んでいくことになります。
 それを実現していくのも私達、社員一人一人であり、一人一人の成長なくては実現することできません。そのためには、会社経営と同じように、私達一人一人が会社の成長に併せて自分の夢や理想を持つことが重要ではないかと思います。
 吉田松陰の言葉にこういうものがあります。
 「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」
 
 今年度2025年のゴール、2年後の2027年は第7次中期計画のゴールであると同時に設立60周年となります。その次は2032年に迎える第8次中期計画のゴール、そして2067年には当社も設立100周年を迎えます。会社の節目を自分の成長と共に楽しめるように、夢や理想を抱いて、これからも成長していきましょう。
 
皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。
 

2026年1月5日
株式会社エスピック 代表取締役 白川 満貴

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